わかっちゃいるけど、ちょっと切ない

| comment(0) | trackback(0)
これはたぶん、いわゆる「あの頃は良かった」的な話。
それだけじゃないと思うから書いているのだけど。
 
そもそも僕の性格が、なにごとにも「ぬるい」からだと思うけれど、
ものごとの流れのなかで、中盤から起きてくるシリアスな展開がどうも苦手だ。
 
たとえば、
ラブコメディだと思っていたら、ヒロインが癌になったり、
痛快にロボットが活躍するアニメだと思っていたら、
愛着がでてきたころには戦いの中で死んでいく人ばかりだったり、
好きな人のために料理を覚えたのに、パーティの日に事件が起きたり。
 
なんだか、多くの素晴らしいとされている作品たちは、
現実にもまして、何かしら辛いことが起きてしまう。
  
ぬるい僕としては、あんまりそういうのは好きじゃない。
物語の前半にありがちな、ぬるくて穏やかな日々が
ただ過ぎていく物語があってもいいと思う。
そういう意味で、僕はエンドレス・エイトについては肯定的。見てないけど。
 
で、自分の仕事の領域に目を向けると、
Webサービスのなかにもそういう流れがあるように感じます。
 
たとえばTwitter。始まった頃は、140文字しかかけないし、
ゆるいつながりで、ゆるくいこうよ、みたいな、
音楽でいえば奥田民生みたいなサービスだった。

Googleマップとマッシュアップして、
世界中の「寝坊した」だとか「これから飲みにいく」だとか、
くだらないつぶやきを眺めて、とても楽しかった。
くだらないからこそ、世界が近くなったと感じた。
 
それがいまや、
役に立たないことをつぶやくユーザーはフォローする意味がない、みたいになってる。
Twitterでフォロワーが250人以上いないと雇いません、とか。
なんでこうなっちゃうんだろう。
 
ツールとしての価値が認められたからだよ、
ということはよく分かるけれど、なんだか切ないよ。
もう後は、ひたすらツールとしての道を突き進んでいくの?
みんな、そこに向かうしかないの?
 
ちょっと前に、Twitterには「情緒」があるっていう言葉を引用して、
素晴らしいなぁ、と書いたことがある。
あの頃の情緒は、どこにいってしまったんだろう。
 
これからもし、ちょっと新しくって、
まだまだそんなにユーザーが多くないサービスが出てきたときに、
僕らはそのサービスに向かって「情緒があるね」というんだろうか。
 
もし、その繰り返しだとしたら、とても切ないよ。

-- 
+ Twitter / 勝間和代: なるほど、だいたいわかりました。要は、聞き手にとって ...
+ 採用条件は「ツイッターのフォロワー250名以上」: インターネット広告のひみつ - ブログ
category :

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: わかっちゃいるけど、ちょっと切ない

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.bpmp.net/mt4/mt-tb.cgi/490

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

recent bookmarks