のびしろ

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ふだん、それほどゲームをする人ではないのですが、
いろんなひとが薦めていたこともあって、
最近「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」というゲームをやってみました。
PS3の本領発揮といったところで、ムービーはもちろん、
プレイするときもすごく綺麗なCGで、シナリオもおもしろく、
とても楽しくプレイしました。PS3持ってる人にはほんとおすすめです。
 
で、最近、ゲーム業界にちょっとだけ関わる仕事をしていて、
その関係もあって9月に東京ゲームショーに行ったときにも感じたのですが、
ゲーム業界は、強烈に映画というものに憧れているなぁ、と。

ショーに出品されていた大作と呼ばれているものを見ていると、
演出や、プロットや、言葉使いや、雰囲気や、さまざまな部分で
「ハリウッド映画あるある」みたいな印象を受けました。

アンチャーテッドも、ハリウッド映画のプロットを多用しています。
特に感じたのは日本語吹き替えの言い回しです。
子供の頃に金曜ロードショーで見たハリウッド映画のような雰囲気でした。
そのおかげもあって「映画の主人公になったような気分」を味わうことができました。
 
その一方で、もしこれがゲームではなくて、本当に映画だとしたら、
よくあるストーリー、よくある言い回し、よくあるキャラクター設定なので、
あまりぱっとしない、ふつうのアクション映画。で終わっていたように思います。
 
そんなストーリーでも、ゲームの本来持つインタラクティブ性が巧みに織り込まれた結果、
素晴らしい作品として評価されているのでしょう。
ということは、逆手にとるとゲームというメディアは、映画と同じ評価軸で、
まだまだ「のびしろ」があるのだと思います。楽天的すぎますかね。
 
ウェブ業界にも、同じようなことが言える気がしています。
 
最近のウェブ業界は、ゲームへの憧れがあるように思います。
ソーシャルアプリもそうですし、広告もそうですし、
ゲーム的な要素や、あるいはゲームそのものをふんだんに取り入れて、
視聴者に楽しんでもらおうとするコンテンツが最近とても多いです。
 
でも、さきほどのゲームと映画の関係と同様に、ウェブ上にあるゲーム的なものは、
これまでのゲームによくあるプロットを多用するあまり、
ゲームとしては普通、という印象です。ときどき大ヒットしているものは、
やはりウェブの本質であるコミュニケーションの要素を、
うまく取り入れいているものだと思います。 
 
そして、これもさきほどと同じように、ゲームと同じ評価軸でも、
ウェブというメディアにはたくさんの「のびしろ」があるなぁ、と思います。
 
なにも、ゲームに限ったことではないですね。
ウェブというメディアは、新聞に、雑誌に、ラジオに、テレビに、映画に、ゲームに、
ほぼすべてのメディアに憧れてきました。
そしてそれぞれのベクトルに、まだまだたくさんの「のびしろ」があります。
そもそも、ウェブというメディアとしても「のびしろ」がまだまだたくさんあります。
 
「のびしろ」がたくさんあるところで仕事ができて、嬉しい限りです。
そして少しでものばしていくために、もっとがんばらないとなぁ、と思う今日この頃です。

+ アンチャーテッド® 黄金刀と消えた船団
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