芸能界を映す装置としてのテレビ
いつにもまして、ものすごく感覚的な話なのだけれど。年末年始は、実家でのんびりテレビをみていた。
Twitterでも盛り上がった紅白歌合戦や、
今年で最後だったかくし芸大会や、他のお笑い番組などなど。
くだらないなーと思いながらも、
ついつい笑ったりしながら楽しくみていた。
そうしているうちに、奇妙な感覚が訪れた。
うまく表現できないけれど、番組の内容そのものよりも、
芸能界の雰囲気をみている感覚というか、
芸能人たちが楽しそうにしているさま、頑張っているさま、
仲の良さそうな雰囲気をみている感覚になった。
素敵な箱庭を眺めている感覚。
それはそれで楽しかったし、どことなく懐かしくもあった。
そして、この感覚はネットでは味わえないような気がした。
なぜかは分からない。インタラクティブではないからかもしれない。
テレビのなかで、ボケとツッコミが番組のなかでちゃんと完結しているし、
そういう役割を全うしている人たちに人気がでている気がする。
だから、いまの芸能人の活躍をみるなら、やっぱりテレビがいい。
歌舞伎をみるなら歌舞伎座に行くのがベスト、みたいな。
たとえがちょっと違うような気もするけれど、まあいいや。
想像するに、テレビ番組をおもしろくするために、たくさんの芸能人が必要とされ、
芸能界ができたのだろうから、彼らは共生関係にあるといっていいと思う。
ビートたけしが、スポーツ新聞のインタビューで
「テレビからインターネットや携帯サイトの方に移行するタレントが続出するだろう。」
って言ってたらしい。
たしかにそういう流れは起きるだろうけど、そんなにスムーズには行かない気がする。
いまのネット上にあるコンテンツが、すぐにテレビ番組の代わりにはならないだろうし、
求められるタレントが違うような気がする。
なんとなくテレビ番組の補完的な位置付けにみえるアメブロでさえ、
人気の基準はテレビでの基準と違うし。
そうなると格付けが変わる。ギャラも変わる。
結果、芸能界は二分化される気がする。もちろん淘汰される人もでてくるだろう。
とはいえ、いまでも少ないながらにラジオスターはまだまだいるし、
そこまで大きな悲劇にはならないかもしれない。
そして、ネットだけで活躍する芸能人とかも出てくるはずだ。
そこにはネットとともに育つ芸能界ができる。
ネットとともに育つ芸能界とは、どういうものになるんだろう。
まったく想像もつかないけれど、素敵な人がたくさんでてきてほしいなあと思う。
+ ビートたけし「今後テレビからネットに移行するタレントが続出する」「TVは予算も仕事もなくリストラの嵐」「TVの良い時代は終わった」:アルファルファモザイク
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